パグに向いているエサと選び方は？おすすめのドッグフード

パグ向きのドッグフードを選ぶコツ

パグの特徴や起きやすい症状などを考えた上で、パグのドッグフードを選ぶときのポイントを挙げました。

なぜ健康を保ちやすくなるのかを解説していきます。

品質のいい動物性タンパク質が豊富

メインの原材料に質のいい動物性タンパク質が使われているドッグフードを選ぶようにしましょう。

タンパク質はパグに限らず犬が好きな食べ物で、筋肉や体毛、皮膚などを構成する上で必要不可欠な栄養素です。

まず「どの動物の肉か」「なんの魚か」「どんな状態の肉か」がきちんと記載されているドッグフードを選びましょう。

「ミートミール」、「家禽ミール」、「フィッシュミール」などと表記されている場合は、肉や魚の種類や品質がわからないため、アレルギー対策の面でも避けた方がいいでしょう。

また、品質のよい肉や魚は消化がしやすいため体の負担が少なく、筋肉質なパグにとって健康を保ちやすいです。

低脂肪、低カロリー

筋肉の多いパグですが、肥満になりやすいという特徴もあります。

脂肪がつきすぎないために、低脂肪、低カロリーのドッグフードを選ぶようにしましょう。

またパグは高温や肥満が原因になる「短頭種気道症候群」や「熱中症」になりやすいです。

これらの病気を予防するためにも、低脂肪や低カロリーを意識するのであれば、下記の数値が目安になります。

これはあくまで目安なので、参考程度にとどめてください。

DHAやEPAが入っている

パグのドッグフードを選ぶポイントとして、DHAやEPAが入っているかどうかもあります。

DHAやEPAは必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸の仲間です。

パグは皮膚のトラブルが起きたり、肥満になりやすい子が多いです。

そのため炎症を抑えたり、コレステロール値を下げたりするはたらきがあるDHAやEPAがパグには必要になります。

DHAやEPAは海産物に入っており、特に魚の脂に多く含まれていると言われています。

そこでサーモンオイルやまぐろ、貝、海藻などが含まれているドッグフードを選ぶといいでしょう。

消化しやすい原材料でできている

消化しやすいドッグフードというのも選ぶポイントの1つになります。

ふだんから消化のしやすいごはんであれば、消化器官へのむだな負担が少なくなります。

パグにとって消化のいいエサとは、

• 分解しやすいタンパク質がメインで使われている
• 不要な合成添加物が入っていない
• 繊維質が多すぎない

ドッグフードです。

消化を助けてくれる乳酸菌や、善玉菌のエサになってくれるオリゴ糖などが入っていると、より消化にいいでしょう。

【おすすめ】パグ向きのドッグフード

パグにオススメできるドッグフードを厳選しました。

ドッグフードの材料、カロリー、栄養分析値、製造方法などを個人的に調べ、パグに合わせやすいかどうかを踏まえた上で高評価したフードです。

完璧さや病気治療の保証はできかねます。

ペロリコドッグフード ライト

ペロリコドッグフード ライトは、100gあたり約326kcal、脂質8%の低カロリー、低脂質なドッグフードです。

チキン、ダック、白身魚を動物性タンパク源としていて、野菜やハーブもバランスよく入っています。

グレインフリー（穀物不使用）、香料、着色料も使っていないので体にやさしいレシピです。

ペロリコドッグフード ライトの公式サイト

モグワン

モグワンは、原材料の50％以上がチキンとサーモンで作られています。

被毛や皮膚の健康を保つサポートをするオメガ3脂肪酸が含まれている海藻やサーモンオイルがたくさん入っています。

関節軟骨成分や乳酸菌なども含まれているため、犬の健康を考えて作られたドッグフードです。

ペトコトフーズ(PETOKOTO)

ペトコトフーズは、手作りに近いフレッシュタイプ（冷凍状態）で、人間用と同じレベルの食材が使われています。

メイン食材が異なる4種類（牛、豚、鶏、魚）のラインナップがあります。

どれもグルテンフリーで増粘安定剤、凝固剤、香料、保存料、酸化防止剤などの添加物は使われていません。

ブッチ

ブッチは、水分含有量70%のグレインフリードッグフードです。

3種類の味があり、どれも肉類が75%以上なので、タンパク質をとりやすく、肉食である犬の体に向いています。

人工的な香料、着色料、調味料、保存料、砂糖を使っていないので、ウェットフードで無添加のものをお探しの方にもオススメです。

アランズナチュラルドッグフード・ラム

アランズナチュラルドッグフード・ラムは名前にもついているように、生ラム肉が原材料の40%以上を占めています。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は1:1の比率が理想と言われていますが、アランズナチュラルドッグフード・ラムも約1:1の割合で配合されています。

UMAKA（うまか）

うまかに使われている鶏肉は100％華味鳥で、開けるとかつお節のいい香りがします。

オイルコーティングがされておらず、合成保存料、防カビ剤、着色料などの合成添加物も含まれていません。

小麦グルテンを使っておらずアレルギーにも考慮されています。

パグにはペロリコドッグフード アレカットがおすすめ！

パグによって個体差があるため、1つのドッグフードを一概にオススメできるわけではありません。

そこでこれから紹介するドッグフードは、私が厳選したものとしてあくまでも参考にとどめていただければと思います。

ペロリコドッグフード ライトをパグにおすすめのドッグフードとして選んだ理由をお伝えしていきます。

ペロリコドッグフード ライトの公式サイト

パグのエサの量！給餌量の計算方法

パグのエサの量は、体重、体型、年齢、生活スタイル、運動量、ドッグフードの栄養価などにより異なってきます。

そのため一概にパグだから○○gとは言いきれません。

そこで1日に摂取すべきごはんの量がわかる計算式を紹介しますので、見ていきましょう。
(式に出てくる係数はその下の表にあります。)

幼犬期、成犬期、老犬期にわけて餌の量や回数について下記にまとめてみました。

幼犬期の餌の量

子犬はどんどん成長しているため、できれば1〜2日に1回体重を測定してごはんの量を確認しましょう。

上記の餌の量は目安なので、個体に合わせて調整してくださいね。

子犬は食事の間隔があきすぎると吐いてしまうことがあります（逆流性胃炎）。

そのため上記のように食事の回数を増やしてごはんを与える必要があります。

成犬期の餌の量

成犬のパグは平均6〜8kg程の体重です。

ここで、避妊去勢済みの体重7kgのパグにペロリコドッグフード ライトをあげると仮定して、ごはんの量を計算をしてみたいと思います。

ペロリコドッグフード ライトのカロリーは1gあたり3.26で、成犬（1歳以上、避妊・去勢済み）なので係数は1.6を用いて計算していきます。

体重7kgのパグ成犬にペロリコドッグフード ライトをあげる場合、1日の量は137gということになりました。

成犬になると子犬のときよりごはんの間隔が空いても大丈夫なため、ごはんの回数は1日2回で大丈夫でしょう。

ごはんの適切な量は、パグの運動量、ライフスタイル、個体差などによって大きく異なってきます。

そのため計算やドッグフードの袋に記載の量を参考にしながらも、愛犬の状態を観察しつつ、ごはんの量を調整するようにしましょう。

老犬期の餌の量

老犬は代謝率、消化率、運動量が下がるため、成犬よりもドッグフードの量を2〜3割少なくしましょう。
フードを食べすぎて消化管や内臓に負荷がかかりすぎるのを避けるためです。

ごはんの回数は1日に3回ほどにして、消化器官にかかる負荷を軽減してあげましょう。

上記で説明したエサの量は参考値であり、愛犬の体型、運動量、生活スタイル、体調などによって必要になるエネルギー量は大きく変わってきます。

エサの量によって大便の柔らかさが変わるため、「大便が硬ければエサの量を増やす」、「柔らかければエサの量を減らす」というように大便の状態をチェックしてエサの量を調節してみてくださいね。

パグにおすすめの国産ドッグフードは？

パグにはどの国産ドッグフードがおすすめか？

これはそのパグの特性、運動量、体の状態など個体差があるため、それぞれの個体によって異なってきます。

しかし共通して言えるのは、ホームセンターやスーパーなどに売っている安価な市販のドッグフードは控えた方がいいでしょう。

そのようなドッグフード の原材料をみると、メイン食材が穀物になっていたり、ミートミールなどの詳細がわからない肉や不要な合成添加物が含まれていたりすることが多いためです。

こういうドッグフードは消化しにくく、与え続けると消化不良、アレルギーなどの不調を引き起こしやすくなってしまいます。

そのため、メイン食材として質のいい動物性タンパク質が使われており、不要な添加物が入っていないドッグフードをおすすめします。

具体的にはこのこのごはんやUMAKA（うまか）は上記に当てはまる国産ドッグフードなので、試してみてもいいかもしれません。

パグがエサを食べない原因と対処方法

愛犬のパグがエサを食べないと不安になりますよね。

食べない原因は、体の状態、生活環境、家族や他のペットとの関係などにより変わってきます。

ありがちな原因を簡単にまとめました。

犬は本能で「ごはんを早く食べないと他の動物にとられてしまう」とわかっているため、ごはんに飽きがくることは滅多にないです。

ごはんを2日以上食べない場合は、病気や体調不良の可能性があるため、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

愛犬がエサを食べない時の対処法については、下記の記事で解説しています。ぜひご参考にされてみてくださいね。

パグに食べさせるのは手作りごはんとドッグフードどっちがいい？

愛犬のパグを想って、手作りごはんがいいか、ドッグフードがいいか悩んでいる方もいらっしゃると思います。

飼い主さんの時間や都合もさまざまなため、どちらがいいかは家庭によって変わってきます。

どちらもメリット、デメリットがあるため、下記にまとめてみました。

手作りごはんのメリット

• 添加物を極力減らせる
• 原材料をすべて自分で決められる
• 水分を摂らせやすい
• アレルギー対策がしやすい

手作りごはんのデメリット

• 手間がかかる
• 時間がかかる
• 栄養学を勉強する必要がある
• 長く保存がしにくい

ドッグフードのメリット

• 手間が少ない
• つくる時間がかからない
• 栄養バランスが考えられて作られている
• ドライフードや缶詰であれば長期保存がきく（災害時にも備やすい）

ドッグフード のデメリット

• 原材料を実際に確認することができない
• 商品によって原材料があいまいなものがある

メリット、デメリットを挙げてみましたが、いかがだったでしょうか？

これ以外にもメリット、デメリットがあるかもしれません。

またどちらか一方に決めるのではなく、「朝はドッグフード、夜は手作り」、「平日はドッグフード、週末は手作り」、「ドッグフードと手作りを混ぜる」などの方法もあります。

ちなみに手作りにしたいけど時間などが限られている場合は、ドッグフードであっても手作り食レシピを再現したものを選ぶといいでしょう。

パグのエサ代は年間でいくらくらい？

個体差や運動量などによって大きく変わってくるため、パグの年間のエサ代は〇〇円とは言えません。

ドッグフードもピンからキリまであるので、どれを選ぶかで年間のエサ代も差が大きくなります。

そこで私がおすすめしているペロリコドッグフード ライトを例えとして、パグの年間のエサ代を計算してみましょう。

避妊去勢しているパグの成犬（体重7kg）にペロリコドッグフード アレカットをあげた場合の餌代を見ていきたいと思います。

先ほどの計算から、1日の量が137gとわかったため、1年間にすると約50kgになります。

1袋1.8kgのペロリコドッグフード アレカットが50kgだと27袋です。

定期で2袋以上買うと1袋4,282円なので、

4,282円 × 27袋 = 115,614円になります。

エサ代はパグの体重、ライフサイクル、運動量、体調、またあげるドッグフードによっても大きく変わってきます。

そのため上記の金額は参考までにしていただき、愛犬のエサの量から計算をしてみるといいでしょう。

【結論】肥満になりやすいパグにもペロリコドッグフード ライトは試しやすい

パグによって個体差があるため、1つのドッグフードを一概にオススメと言えるわけではありません。

パグの健康状態、体質、運動量などによってどんなフードがいいかちがってきますので、私が厳選したものとして参考までにとどめていただければと思います。

パグが歩いているのを見ると標準の体型の子もいますが、肥満気味なパグが多いなと思います。

ペロリコドッグフード ライトは、脂質8.0%、カロリーは326.9kcalで、低脂質、低カロリーのため、肥満気味のパグにも合わせやすいと思います。

体に合ったドッグフードを選んであげることが、パグの元気や健康維持につながるため、どんなフードがいいか分からない場合は、ペロリコドッグフード ライトを試してみるといいかもしれません。

もしペロリコドッグフード ライトを試す場合は、少なくとも3ヶ月は続けて様子を見てみることをオススメします。