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老犬がドッグフードを食べない理由は?6つの原因と対処法

愛犬がシニアになってきてドッグフードを食べる量が減るのはよくあることですが、食欲がなかったり、全く食べなかったりするとやっぱり心配になりますよね。

この記事では老犬がドッグフードを食べない6つの原因と対処法を解説していきます。

子犬がドッグフードを食べない原因や対処法については、

子犬がドッグフードを食べない理由は何?疑うべき6つの原因と対処法で解説しています。

老犬がドッグフードを食べない6つの原因と対処法

ドッグフード 食べ ない 老 犬

老犬がえさを食べないよくある理由とその対処方法を紹介していきます。

シニア犬がごはんを食べない主な原因を解説しますが、愛犬が該当するとは限りませんし、他の理由があるかもしれません。

緊急の場合や2〜3日エサを食べない場合などは、すぐに獣医師に診てもらってください。

①消化機能が下がっている

ドッグフード 食べ ない 老 犬

愛犬が健康で元気であれば消化能力がグッと落ちることはないでしょう。

しかし、消化不良になりやすい体質だったり、持病をわずらっていたりすると、歳をかさねるにつれて消化機能の低下が著しくなってきます。

消化機能が下がってくるとうまく消化できず、下痢や嘔吐をしたり、食べても戻してしまったりなどの症状が出てくることもあります。

対処法

脂肪の少ないごはんに変更し1日に3回に分けてあげることで、胃腸への負荷を減らしましょう。

これはうまく消化ができなくなるのを防ぐためです。

ドライフードを硬いままあげるよりも、ドライフードをお湯でふやかしたりウェットフードに変えたりすると消化によくなります。

ラム肉のドッグフードは消化しにくいため避けるといいでしょう。

しかし、下痢や嘔吐などが続いている場合は、他の病気の可能性があるため、すぐに動物病院で診てもらうようにしてください。

上田
私の愛犬も嘔吐をくり返していたので、動物病院にいって検査したところ、十二指腸ガンになっていました。
(手術して腫瘍をとりのぞいてもらいました。)

②運動量と代謝率が下がっている

ドッグフード 食べ ない 老 犬

老犬になると寝ることが多くなり、歩くことも少なくなります。

歩くことが減るので余計に足腰が弱くなり、寝たきりになってしまうこともあります。

こうして運動量が下がるだけでなく基礎代謝も下がり、若いころのようにはエネルギーをたくさん必要としなくなるのです。

シニアになり始めは、食べないという様子は見られないかもしれませんが、高齢になるにつれて食べないことが増えていくようになります。

対処法

代謝率が下がってきているにもかかわらずごはんを必要以上にあげてしまうと、肥満や消化不良の元になってしまうので気をつけましょう。

高齢になってきたら2〜3割ほどドッグフードを減らして、糖質や脂質が少ない食事に切り替えることが大事です。

シニア用のドッグフードが販売されているので、年齢にあったフードを取り入れるといいでしょう。

快活に動けるのであれば、運動や散歩を適度にして足腰が弱るのを防ぎ、代謝を落とさないようにしましょう。

運動をすればエネルギーを消費してお腹がすき、ごはんを食べるようになるでしょう。

足腰が弱ってきていたとしても、マッサージや筋トレを無理のない程度ですることで、筋力の衰えを少なくすることもできます。

③飲み込む力が下がっている

ドッグフード 食べ ない 老 犬

人間と同じように犬もシニアになるにつれて、ごはんを飲み込む力がだんだんと落ちてきます。

飲み込む力が落ちてくるとごはんを食べても逆流してしまったり、むせかえってしまったりすることがあります。

このように老犬になると食べたいのに食べられないという思いをしている犬も珍しくないのです。

上田
私の愛犬も老犬になってきたときに、ドッグフードを食べたり、お水を飲んだりしたときに、むせていたことが思い出されます。

愛犬はむせるだけでしたが、苦しいケースだと、エサなどが気管に入ることで菌も肺に入ってしまう、誤嚥性肺炎になってしまうこともあります。

フードなどが気管に入ってむせるのを咳嗽反射(がいそうはんしゃ)というのですが、この咳嗽反射が起こらずに誤嚥性肺炎になってしまうこともあります。

首や喉のまわりの筋肉が落ちてくる歯が痛いのどに腫瘍や炎症があるなどの原因によって、飲み込む力が弱くなってしまうのです。

対処法

愛犬がごはんのときにむせ込みやすいのであれば、ふだんのドッグフードが喉を通りにくくなっている可能性があるので、お湯でふやかしたり、ウェットフードに切り替えたりするのをオススメします。

また歯が痛そうのどの炎症がありそう、口臭が強いなどの様子が見られる場合は、動物病院で診てもらいましょう

上田
私の愛犬がいっていた動物病院には、歯科専門の獣医さんがいましたので、そういう動物病院にいってみるのも検討してみてくださいね。

④フードがおいしくない

ドッグフード 食べ ない 老 犬

シニアになってくると人間と同様に犬も味覚や嗅覚が少しずつ衰えてきます。

これまで喜んで食べていたごはんであっても匂いを嗅ぐだけで食べなかったり、反応しなくなったりすることは少なくありません。

シニア用のドッグフードの多くは、脂肪が少なく軽い出来上がりになっているため、食欲がそそられなくなってしまうことがあります。

対処法

今までのドッグフードを食べてくれなくなったら、ドライフードの場合はお湯でふやかしてみましょう。

粒が柔らかくなり、香りが強くなるのでこれだけで食べてくれる可能性もあります。

上田
私の愛犬も老犬になって、ドッグフードをなかなか食べないことがありました。
しかし、ドライフードをお湯でふやかしてあげると食べてくれるようになりました。

それでも食べてくれない場合は、茹でた鶏肉を少しトッピングしたり、普段とちがうドッグフードを少し混ぜたりするのをオススメします。

トッピングだけ食べていつものフードを残すようであれば、よく混ぜてからあげてみましょう。

しかし、ごはんの内容がいきなり変化すると老犬の臓器や胃腸に負荷がかかってしまうため、少しずつ切り替えてくださいね。

⑤お皿の高さが低い

ドッグフード 食べ ない 老 犬

愛犬がごはんの時に食べにくそうにしていませんか?

飲み込む力が落ちてくると、下をむいて食事するのが老犬にとっては大変になってきます。

顔が下がっている状態だとごはんが胃に運ばれづらくなり、逆流してしまいかねないので注意しましょう。

対処法

愛犬が立った状態で顔が下がらないくらいの高さでごはんが食べられるように、犬用のごはん台を使うのをオススメします。

適度な高さでごはんを食べることで飲み込みやすく首や前肢にかかる負荷が少なくなります。

犬用のごはん台(えさスタンド)は、Amazonや楽天などのネット、ペットショップなどで売っています。

また木材や家にある材料でごはん台が作れそうであれば、ご自身で作ってみるのも良さそうですね。

⑥病気や体調不良になっている

ドッグフード 食べ ない 老 犬

老犬であれば、体調不良や病気によって食欲が減少することも少なくありません。

人間と同じく犬も若ければある程度の免疫力があるので病気になりにくいですが、年齢を重ねるとともに免疫力が低くなり、病気にかかりやすくなります。

高齢になるほど病気になりやすく、心臓病、腎不全、糖尿病、がん(悪性腫瘍)などが代表的なものになります。

認知症も老犬がなりやすい病気で、このケースは食欲がはなはだしく増えたり、食べたばかりでもすぐにフードをほしがったりする症状が出てくることもあります。

対処法

体調不良や病気の内容については、ものを言わない犬なので人間以上にわからないですよね。

食欲がない以外にも次のような症状があれば、すみやかに獣医さんに相談してください。

こんな症状に注意

  • 下痢
  • 嘔吐
  • すぐごはんを吐き戻す(吐出)
  • ぐったりして元気がない
  • ずっと横たわっている
  • 痙攣
  • おやつも食べない
  • 痩せ細ってきた
  • たくさん水を飲む
  • 尿をたくさんする(頻尿)
  • 尿が出づらい

日々の中で愛犬の様子やからだを観察したり触ったりすることで、異変に気づきやすくなります。

狂犬病や混合ワクチンは年1回接種し、フィラリア予防も規定どおり行いましょう。

シニアになってきたら健康診断も毎年受けるのをオススメします。

シニア犬になったらどんなごはんにしたらいいの?

ドッグフード 食べ ない 老 犬

老犬になってきたら、可能なかぎり消化しやすいドッグフードに変更して、次の成分が入っているフードを意識できるといいでしょう。

  • 抗酸化成分…ビタミンC、ビタミンE、オメガ3脂肪酸、ポリフェノールなど
  • 関節軟骨成分…コンドロイチン、グルコサミン、、MSMなど

抗酸化成分が入っているフードを意識すると、細胞を酸化させる活性酸素を抑制しやすくなります。

コンドロイチン、グルコサミンが入っていないドッグフードの場合は、サプリメントで摂取することもできますね。

年齢が上がるにつれて唾液が減ることにより歯垢がたまりやすく歯周病になりやすいため、ごはん後の歯磨きも忘れず行うようにしましょう。

まとめ

老犬になると体調不良や病気になりやすくなるため、ふだんから愛犬の様子をチェックして、異変に気づいて病気の予防や早期発見できると理想的です。

とはいえ専門家でないと発見できないことも多々あるので、定期的に動物病院にいって触診や聴診などをしてもらいましょう。

また1年に1〜2回の健康診断を受けることで、病気の早期発見につながります。

飼い主さんが気をつけることはたくさんありますが、愛犬が元気で長生きする秘訣となります。

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